縮合型シリコーンと付加型シリコーン


こんにちは^^ 初めての記事は以前インスタにも載せた「縮合型シリコーンと付加型シリコーンの違い」についてです。

ご存知の方も多いと思いますが、たまにお客様から質問されることがありますので。

【縮合型シリコーン】CRNシリコーンはこの縮合型です)

主にフィギュア人形や工芸などの造形物を複製する為に、型取り用として使用されます。

理由としては、低粘度で特別な機械(真空脱泡器)が無くても、型を製作することが容易だからです。初心者で設備が無くても使いやすいです。

また硬化剤にスズの合金を使用している為、化学反応する物が少なく、ほぼ硬化阻害を起こすことがありません。

しかし、原型が同じシリコーン素材や陶器や石素材の場合は、張り付いてしまう可能性がありますので、その際には原型に表面処理を行うなどの対策が必要です。


欠点としては、収縮率が大きいことです。また約1週間ほどかけて硬化収縮をする為、寸法精度が必要な製品には全く向いておりません。


硬化促進については、適度な加熱はあまり関係なく、硬化剤の量で調整します。



【付加型シリコーン】

主に自動車や家電製品など工業用デザインモデルのプラスチックパーツ複製に、型取り用として使用されています。 理由は、硬化時の収縮率が少なく寸法の安定性が高い為、複製したプラスチックパーツの寸法精度が良いということです。 また種類として半透明色の物が多く、型から原型や複製品を取り出す際に目視で確認出来るのも良いところです。

欠点としては、硬化剤側に入っている白金触媒が色々なものと化学反応する為、原型が化学反応をするもので作られていると、硬化時に硬化するための成分が減り、結果硬化阻害を起こします。

また、液体時の粘度が高いものが多く(水あめのイメージ)、真空脱泡機など使って気泡を抜かないと、泡だらけで使い物になりません。

硬化促進をさせる為には、熱をかければ早く硬化します。 種類としては、ノンオイルブリードとオイルブリードタイプがあり、前者が標準品です。

●ノンオイルブリードタイプ(ノンブリード)の長所は、上記の性質に加えて、そのシリコン型で作製したプラスチックパーツに塗装が必要な場合、オイル成分が殆ど無いため後の塗装が容易です。(実際にはこのシリコーン型と併用して離型剤を使うことが多いので、何もせずに塗装がのる訳ではない)

欠点はオイルが出てこない分、複製する回数がオイルブリードに対して少なくなります。


●オイルブリードタイプは、シリコーン型の中からジワジワとオイルがにじみ出てくる為、離型効果が高く脱型回数も増えます。 しかし、脱型したパーツはシリコーンオイルでベトベトになっており、基本的には洗浄しても塗装をすることは困難です。 また、オイルが出てくる分、最終的な体積収縮も多少あるみたいです。



CRNシリコーンは熱硬化性樹脂の部類に入りますので、寒暖差で硬化スピードは変わります。また湿度によっても変わります。

・温度が高い→硬化スピードは速くなる。

・温度が低い→硬化スピードは遅くなる。

・湿度が高い→硬化スピードは速くなる。

・湿度が低い→硬化スピードは遅くなる。

冬場は温度、湿度共に低く硬化スピードは遅くなりますので、硬化を促進させたい場合には、通常よりも硬化剤を多目に添加してください。(100:5まで添加可能です。)


また、オイルブリードタイプをご希望のお客様は、付加型になりますが日本国内製品のご案内ができますので、お問い合わせ下さいませ。


#縮合型シリコーン #付加型シリコーン #型取り用シリコーン

1,148回の閲覧

© 2017 KDK-TRADING

KDK-TRADING

型取用シリコーン・ウレタン・FRP・ローラーブラシ

INNO SILICA 国内正規代理店

  • Facebook - Grey Circle
  • Twitter - Grey Circle
  • Instagram - Grey Circle