エポキシ樹脂は接着剤でも使用されているように、接着力が強い樹脂ですので、数回の脱型でシリコーン型表面が荒れてくる事があります。
特に出来上がり直後(一度も樹脂を流し込んでいない)のシリコーン型は、原型の形にもよりますが、目に見えない小さな穴や隙間があり、そこへ樹脂が流れ込むことでアンカー効果が発生し貼り付いてしまう事があります。
シリコーン型へ長く置きますと、その分エポキシの硬化が進み、型に接着する可能性が大きくなります。
ですので、エポキシ樹脂は硬化後速やかに脱型されることをお勧めします。
また白色エポキシ樹脂を使われる場合、可能な限り離型剤を併用して頂く事をお勧めいたします。これにより離型時の貼り付きは軽減すると思われます。
白色エポキシ樹脂の代わりに、ポリウレタン樹脂を使用されますと比較的接着力が少ない為、離型剤も併用されれば脱型回数も伸びると思います。
透明エポキシ樹脂に離型剤を使用する場合については成形品表面が曇りますので、表面仕上がりがシビアな物や透き通った物などを成形される場合はご注意ください。
※エポキシとウレタンは硬化前、硬化後の特性が違いますので、あくまで脱型回数に限った話です。
離型剤に関しましては種類が色々ございますが、弊社扱いのメタフォームBSは実績がありますので、宜しければお試しくださいませ。
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